*絆の病〜BPD当事者の本①〜*
最近、また新たにスラスラと読み進めている新書があります!
それは精神科医の''岡田尊司先生''と境界性パーソナリティ障害を治療して克服した''咲セリ''さんが境界性パーソナリティ障害について対談方式で書き綴られた本です。
まずね、冒頭から咲さんの家庭環境の話をされている部分を読んで、すっごい泣かされました。
だって咲さんの父親は毒親で咲さんがテストで100点を取ったと報告しても「そんなくらいできて当たり前だ」と怒ったり、何もしていなくてただ父の目につくところに咲さんがいるだけで何かとつけて怒り出したり、弟にだけ溺愛状態で、母親は咲さんが怒られても泣いているだけで守ってくれなかったりと親に愛してもらえなかった気持ちを思うと酷い家庭環境で育った咲さんがすごく可愛そうだと思ったからです。
子供は育ててもらう親を選べないから、どんな家庭環境であろうと、せめて高校を卒業するまでは親や兄弟と暮らす場所が彼女達の居場所なのだから居場所を奪わないであげてほしいと強く思いました。
その大事な居場所がなかったせいで、純粋で優しくて頑張り屋な彼女達の心が壊れてしまうなんて悲しすぎますよね。
そう考えると、私の父はたしかに自分本位でしか物を言わないとはいえど、私と向き合ってくれていた時期もあったから、家庭崩壊に近い家庭に比べたらかなり恵まれた環境で育ったんだと、母や祖母や友達に感謝ですね。
BPDは絆や愛情不足な環境の中で育った方々が発症することが研究で分かっていると書かれていたので、やはり子供は親の愛情なしでは年齢が大人になっても精神的には大人として自立するのは難しいのではないかなと感じました。
だから、タイトルには絆の病って書いてあるんだと納得しました。
まだ読み始めたばかりなので、また読み終えたら読書レビューみたいなものを書きにきます!
あれ、私きちんと文章がまとまってないような気がするのですが…大丈夫ですかね?