きぃの思考回路〜不安.不眠と共に〜

ADHD.ASD.皮膚むしり症当事者による日常日記

*心の瞳*

 

皆さん、中学でよく歌われる合唱曲の「心の瞳」という曲はご存知でしょうか?

 

坂本九さんの名曲として有名な素晴らしい曲です。

 

この曲は中学の時に他のクラスが歌っているのを聴いて、「この曲、すごい歌詞の意味が深そうで、何度聴いてもいい曲だし、考えさせられる曲だな」って思ったことが印象に残っています。

 

愛することが本当はどういうことをいうのかを忘れかけて、自分の気持ちばっかりで相手のことが見えなくなって、見失いそうになったときや、優しくて暖かい気持ちになりたい時にYouTubeで歌詞付き合唱動画を流して聴いたりしています。

 

今日なんかは昨日読んだ鏡の法則の「父に本当は感謝したいから、素直に本当は感謝していること、謝りたいことを話すことの大切さ」という部分を読んで涙したせいか、曲の初っ端から目がウルウルし始めて、

 

「あぁ、愛することって、こういうことをいうんだよね。私、自分の気持ちばっかりを相手に押しつけて、困らせてた。何気なく口にしてしまった自分の感情で相手を傷つけてた。そうだよ、愛するって、何もいわなくてもお互いのことが分かり合える関係だから、そんな物差しなんかじゃ推し量れないくらい軽いものではなくて、奥深い素晴らしいものなんだ」って、この曲をまた久しぶりに聴いて、涙しながら愛することの尊さについて考えていました。

 

私の個人的な思いでは、歌詞の中にあるこの部分がとくに聴いていて涙する感動ポイントです。

というか、単に2番の歌詞がとくに愛することとはこういうことだって、心に響いているような気がして、個人的に好きってことなんですけどね。

 

 『  長い年月を 歩き疲れたら
       微笑なげかけて 手をさしのべて
       いたわり合えたら
       愛の深さ 時の重さ 何も言わず
       わかり合える

 

       たとえ 過去を 懐かしみ ふり向いても
       それは 歩いてた 足跡が あるだけさ
       いつか 若さを 失しても 心だけは
       決して 変わらない 絆で 結ばれてる

       愛すること それが どんなことだか
       わかりかけてきた
       愛のすべて 時の歩み いつも そばで
       わかち合える……

       心の瞳で 君を見つめれば 』

 

そう、この歌詞のように相手を本当に大切に思うなら、心の瞳で見つめればどうすることが本当に愛することだかが分かるようになるには、人生経験が少ない私にはもう少し時間のかかることですが、相手を本当に大切に思うならどうすることが相手を心から思いやることだって少しずつ気付いて、知っていきたいです。

 

前に大切さんが言ってた、

「恋は自分本位、愛は相手本位」って、この歌詞のようなことをいうんじゃないかって思うんです。

 

って、ことは私はまだ相手にしてもらってばっかりで、それでも自分の気持ち優先で相手を求め続けている内は相手を本当に愛しているのではなく、私が相手に恋をしているだけの状態なんだってことになりますね。

 

そうか…それでは、何度、私に訴えかけてもらってても、相手が私のことを思って言ってくれてることにも気付かずに自分の気持ちばかりを押しつけて…私がただ恋をしてる状態と、相手が愛してくれている状態とでは考えに違いが生じて、本当に愛してくれている方を困らせてしまうのは当然ですよね。

相手からしたら、こんなにも言葉や行動で愛していることを存分に伝えてるのに、なんで伝わらないの?伝わってないの?って、疑問に思わせるのは、私が相手が私を愛しているからこういうことを言ってくれるし、やってくれてるんだって、気付けてなかったからですね。

 

今頃、自分の不覚さに気付くなんて遅すぎますね。

 

だって、まだ私はまだ恋してる段階だったのだから。自分で気付けてなかったなんて、なんて自分勝手なわがままお嬢だったんでしょうね。

私が本当に心の底から相手を大切に思うことができて、自分の心が自立できるようになったら、その時初めて「人を愛すること」ができるようになるのかもしれません。って、人生経験や人と深い関わりを避けてきた私にとっては、簡単なことではありませんね。

 

今日はもっと愛することの本当の意味を知りたいので、眠たくなるまで"心の瞳''を聴いているとしましょう。